kango.の暇なとき。

暇なときに書く!!いわゆる暇つぶし。

第二話 少女

あんなに幸せだった日々はどこへ行ってしまったのだろう。大好きなお父さん。大好きなお母さん。そして、たくさんの思い出がつまった家。目をつむるといつでもよみがえる。ごめんなさい…二人とも……。ニンゲンに見つかってしまいました。本当にごめんなさい……!
「だ、だいじょぶ⁈」
はっと我に返ると、うつぶせになっている自分の顔の横にもうひとつの顔が覗いた。
「…⁈」
痛みも忘れて飛び上がると、目の前にいたのは長い黒髪の少女だった。